凡の花

いろいろあるけれど、それでいい

鹿男

北海道に着くこと、3月31日、夜10時。

俺は、とりあえず友達の家に寄り、風呂を浴び、次なる目的地に向かうため、英気を養う。

「このまま、ゆっくりしてぇなぁ」
ソファーにくつろぐ俺は、心の底から、つぶやく。

友達が、パソコンに向かい、目的地までのルートを探る。

「雪がなきゃいいな」
この時間の峠越え、ひさびさの北海道のアイスバーンが、俺にとっての不安材料。

「いや、この時期、この時間は、鹿に気をつけろ。いっぱいいる。この前は、両方の車線に鹿がいたからね。ライトを当てたら、逃げると思ったけどよってきたよ」

「ここまで来て、鹿に激突のトラブルは避けてぇな」

俺の友達には、鹿をよけ、土手に落ちて、車が壊れた奴もいる。
鹿にぶつかった時点で、俺は時間どおりに辿りつけまい。

目的地に辿り着くのに、さらに3時間半。
北海道は広い。


4月1日、午前3時半頃。
俺は、鹿に遭遇することなく目的地に到着。
走行距離、不明。

しかし、数日後、鹿に遭遇していないにもかかわらず、車のマフラーが折れる。スタンドの店員、「どうして折れたか不明です」と、悲しいお知らせ。


4月7日、現在。
陣ははった(住むところは決まった)。
ただ、積まれたダンボールの中、
ただ、布団を敷いて寝るだけの生活。

書きたいこともたまっている。
早くネットをつなげたい。携帯電話からの更新は不便だ。