北の凡

いろいろあるけれど、それでいい

雨上がりの虹の空に

「それで、俺のことは何て紹介したのよ?」と俺は電話口で友達に聞いた。

「お馬鹿ちゃんだから、絶対おもしろいって言った」

「何だ、そのお馬鹿ちゃんって!そんな紹介の仕方があるのかよ・・・」と落胆しながら、俺は友達に問いつめる。
何となく、「お」が付くと、すごい馬鹿みたいな感じがするから不思議だ。
丁寧語は気をつけて使った方が良い。


「いや、いや。写真以外にも、いろんな話を聞けるよってこと」

「ふむ。それなら良い」と俺は、すぐに納得した。


何の話かって、7月に、楽雲庵塾展を観に来ようとした友達が、
そのまた友達を連れて、新潟市に向かったんだけれど、
結局、台風が直撃して、あきらめたって話。


そもそも、その友達の話を聞こうと思って電話をした。
何の話かって、恋が始まった話。


繰り返される日常に、疲れ切った日々もあっただろう。
考えて、悩んで、袋小路に入り、悶々と過ごした日々もあっただろう。
うまくいかず、泣きじゃくった日々もあっただろう。

そういった日々は、物語を盛り上げるための演出にすぎなかったな。
心配するな。
最後の最後にはハッピーエンドになると決まっている。


今は、おもいっきり楽しむ時だ。