どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

雨の日に舞う日の丸という名の不死鳥

三度あい交えることになった国、韓国。


何だこの緊張感。
今までの野球観戦ではないような緊張感。
手からは汗が流れてくる。
1イニング、1プレーを緊張感とともに見守る。


ゼロが並ぶ投手戦。


そして、7回表。
代打、福留孝介(中日)。
俺と同い年の福留孝介

俺の高校野球生活が終わった夏。
福留孝介PL学園の選手として甲子園に出場し、
北海道代表と一回戦で対戦した。
二打席連続のホームラン。
鮮烈な記憶とともに蘇る。

カウント1-1の三球目。
打った打球はライトスタンドに飛び込む。

俺は両手をあげ、声を張り上げる。
とうとう入った2点。


その後、7回に5点、8回に1点と、
二度の屈辱を、これでもか、これでもかと返していく。
俺はその度、拍手喝采。


とうとうやってくれた日本代表。
本当に最高な一日。
至福。

五輪で夢が散った時、
何が起きたかわからず、
ただ呆然とテレビを観ていた俺。
五輪では果たせなかった夢。

とうとうこの時がきた。
あと一つ。
あと一つで世界一という座を掴む。


その日は3月21日。