2025-09-01から1ヶ月間の記事一覧
仕事を終えた夜、私は、色に例えると、原色ではないだろうか、と唐突に頭をよぎった。原色は、よく言えばリーダーシップ、原色は非常事態には有効なれど、反対の側面から考えると、排他的になろうとしていないのに、その色に馴染むことができない者は、疎外…
葛西由香個展『遠い場所から手を振り合う』のギャラリーの外のロビーには展覧会の内容に合わせた本が置いてあり、その一つが『何者からかの手紙』だった。私もいくつかの『何者からかの手紙』を読んだことがある。また、ミヒャエル・エンデ『ものがたりの余白…
ついこの前まで暑い、暑いと思っていたのに、北海道は一気に、秋になって、朝は、寒い、と思うこともある。売れてないと言っても、イベントに、まだ2回しか参加していなかった、と歩いた。次回が11月で、期間が空くと、どうも流れが滞ると思った。 前野健太…
もう看護師には未練はありません。灰色のワンピースが似合うその女性は、三年働いて、看護師を辞めたという。その理由を訊くと、その感覚は、真っ当だと思ったので、そのまま私は伝え、ただ、佇まいは、看護師に向いていると思います、と伝えた。女性は、看…
ぶ〜ん、と音を立てながら空気が抜けたタイヤに空気を入れて、びっくりドンキーに向かった。車から降りて、空気が大丈夫かを確認して、大丈夫そうだと思って、店内に入り、タッチパネルから、ミ二マムレギュラーバーグディッシュとアイスコーヒー(味噌汁も…
よく通る道があり、そのよく通る道には、スーパーがあり、そのスーパーの付近で、外国人の女の子が泣いていて、私は、そのスーパーに車を停め、どうしたんだい?と声をかけたことがある。声をかけると、私の車に勝手に乗りそうになったので、乗せて、その女…
友人から本を買いたいと連絡がきたので、スマートメールに住所を書いてポストに投函した。これで、北海道、岩手、山形、東京、千葉、新潟、鹿児島、オーストラリアに、私の本があるなあ、と何となく頭のなかに浮かんで、せっかくだから47都道府県を制覇した…
朝、起きて、パンクしたタイヤに空気を入れることにした。昨日、ディーラーの担当者が、空気入れが車に入っています、と教えてもらい、探したらトランクに入っていた。ぶ〜ん、と大きな音が出て、朝から迷惑かな、とか思った。何時間持つのだろうか。 妻は、…
朝、起きると、コータさんからショートメールが来ており、めちゃくちゃいいと入っていて、嬉しい、と思ったので、嬉しいと返信した。書く内容にもよるが、こうして時間をかけず、すらすらと書けるほうが、案外、良いものが書けるのかもしれない。内容にもよ…
朝、起きると、コータさんからショートメールが来ており、いくつかの候補から、文章を書くというものだった。11月の文学フリマの無料配布物を作成してもらっているのだが、この文章が無料配布物に採用されるのかは不明だ。こうして編集者のような存在がいる…
休みで、コメダに行こうと思って車に乗ると、車の違和感を感じ、車から降りて、タイヤを一本、一本確認すると、その一本がパンクしていた。車を駐車場に戻して、後で、JAFに連絡することにして、予定通り、コメダに行き、いつものようにモーニングを注文して…
葛西由香個展『遠い場所から手を振り合う』が開催しれているGALLERY MONMAに向かう途中、時間があったので、妻が行きたいと以前に行きたいと言っていたサンドイッチ屋さんに寄って、公園でサンドイッチを食べようという話になった。 サンドイッチ屋は、すで…
親戚控室に入ってすぐに、いとこの姉ちゃんがいて、おめでとうございます、と私は頭を下げた。今日は、いとこ甥の結婚式だった。私は空いている奥の席に座った。いとこ甥にとっては、祖母で、私にとっては叔母が座っていて、たわいもない話をした。 こうして…
朝、起きて、Xを開くと、葛西由香さんの投稿が目に入り、「めずらしく明るいうちに搬入が終わりました!明日から個展です。初日と次の日、一日在廊しています。私に構わずどうぞお越しください」と書いてあり、私に構わずっておもしろいな、と思って、妻に、…
秋の匂いを感じながら朝を迎えた。秋の匂いは、ばあちゃんちの匂いに近い。ここのところ車の窓には露がついていて、この秋の匂いは、露と関係しているのではないかと思ったりしている。 仕事前にコメダに寄り、伊野尾書店で購入した『こじらせ男子とお茶をす…
妻の仕事が終わったと連絡が来たので、迎えに行き、車の中で、今日の花は少し高い、と妻に伝えた。花というのは、猫の仏壇に添える花のことで、私たちは、毎日のように猫の仏壇に花を添えていた。妻は、猫に、今日は高い花を買ってきてくれるよ、と伝えてい…
右腕が痒いと思って、目をやると、蕁麻疹が出ていた。今年、帯状疱疹になってから、夜になると、時々、こうして蕁麻疹が出ることがあり、昔も、こんなことがあったから、長いつきあいになると思って過ごしている。その蕁麻疹を眺めながら、本気出せよ、と思…
写真家・石川直樹『最後の山』出版記念トークイベントに参加してきた日のことを記したいと思ったのだが、書こうと思ったその日に、自宅の鍵を職場に忘れ、書く気力がわかなかったので、今日じゃない、ということになり、時を遡り、こうして記すことにした。 …
仕事を終え、自宅に帰ってきて、自宅の鍵がないことに気づいた。職場に置いてきてしまった。よりによって、今日は、妻が職場の同僚と食事に行くと言っていた日だった。 職場に鍵を取りに戻るとなると往復1時間半から2時間かかるので、とりあえず、妻に、鍵を…
成田空港発、新千歳空港行きの飛行機に無事乗ることができた。キャビンクルーが、機内の注意事項をマイクで説明する。「〜ください。」という語尾が優しくて、この人、優しいんだろうな、とこれまで思ったことがないことを感じつつ、倉本聰が言っていた語尾…
鹿児島空港に到着して、ゲートを歩いていると、「ようこそ鹿児島」という文字が目に入った。その言葉は、どの土地でも、よく見かけるもののはずなのに、「ようこそ鹿児島」という文字だけで、高揚感が半端ない、と感情が込み上げ、Instagramを開くと、誠一朗…
Jetstarに乗るのは初めてだ、とオレンジ色のJetstarのカウンターを横目に、搭乗ゲートを通過し、ここまでは順調だ、とiPadを開き、日記を書いている。一番の山場は、明日の7時発の鹿児島行きの飛行機に乗り遅れないようにすることだな、と明日のチケットの搭…
6時10分に自宅を出て、車のなかで外気温を確認すると22度だった。昨日、ニュースで東京の気温を確認すると、36度で、北海道は、秋に足を突っ込んでいるのに、東京は、まだまだ夏だった。子どもは、公園なのか、小さな噴水みたいなところで、服の上から、ちん…
朝、起きると、コータさんからショートメールが入っていて、読ませていただきました!いいですね!と書かれていて、おもしろいかなあとも思っていたので、ホッとした。コータさんに、作品展のアイデアを送り、私は、コメダに向かい、まだ開店前だったので、…