どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

移動しかしていないといっても過言ではない。

 Jetstarに乗るのは初めてだ、とオレンジ色のJetstarのカウンターを横目に、搭乗ゲートを通過し、ここまでは順調だ、とiPadを開き、日記を書いている。一番の山場は、明日の7時発の鹿児島行きの飛行機に乗り遅れないようにすることだな、と明日のチケットの搭乗時間を確認した。7時搭乗開始。7時搭乗開始ということは、5時起きか。これから持参したマルセル・プルースト失われた時を求めて1』の続きを読み、出発まで待つことにする。

 成田空港に到着したのが12時過ぎで、まずは昼食にしようと思って、成田空港でラーメンを啜り、電車に揺られながら、伊野尾書店に到着したのが15時過ぎで、今日という日は、ほぼ公共交通機関に乗っている、と思った。伊野尾書店で本を買って、明日は鹿児島で本を売ってきます、と本を作った話なんかをして、再び、電車に揺られ、伊野尾書店で買った月の文社の『私の孤独な日曜日』を開き、まずは伊野尾さんが寄稿しているページを読んだ。孤独な日曜日というテーマによるものというのもあると思うのだが、伊野尾さんの言葉には、わびさびがある。

 伊野尾書店から本屋・生活綴方に向かうのは、これで三度目か、私に取っての定番コースみたいになっており、電車に揺られながら、前夜祭(ハート)と、本屋・生活綴方に到着したのが、17時を過ぎていたのか。ほぼ公共交通機関に乗っているといっても過言ではなく、移動しかしていないのではないか、移動しながら本を読んでいるだけなのにもかかわらず疲れるもので、本屋・生活綴方に行く前に、ドトールでアイスコーヒーを飲もうと思って、ドトールに寄り、本屋・生活綴方では、中岡さんや打ち合わせをしていた方達と話をして、中岡さんに、どうやって来たのか、と訊かれ、電車以外、方法があるのかと思いながら、電車です、今日は、成田空港近くのホテルに泊まって、朝一で鹿児島入りです、と不思議に思っていたのだが、確かに、本屋・生活綴方を出て、電車に揺られ、成田空港に到着したのが22時を回っており、こんなに時間がかかるの?と中岡さんの言葉の意味を知った。

 東京まで来て、北海道でも食べられる飲食店を避けたいと思っていたのだが、私は、昼に続いて、夜も成田空港で、食事をすることになり、松屋だった。ただ、松屋はひさびさといえば久々だった。22時過ぎまで店が開いていて良かった、と思うべきだろう。携帯電話の電池が切れ、私の電池も切れ、風呂に入るのがめんどくさいとは思ったけれど、風呂には入り、そうこうしていたら0時近くになっており、やばい、5時起きなのに、と布団に入ったのであった。