どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

カンガルーだったり、コアラのぬいぐるみがついている栞を使っている

 友人から本を買いたいと連絡がきたので、スマートメールに住所を書いてポストに投函した。これで、北海道、岩手、山形、東京、千葉、新潟、鹿児島、オーストラリアに、私の本があるなあ、と何となく頭のなかに浮かんで、せっかくだから47都道府県を制覇したくなってきた。

 オーストラリアに住んでいる友人が一人いて、たまあに本を送っていたのだが、自分の本が完成してすぐに送ったのが夏。届いて、すぐに本の表紙すごい可愛い。夫も英語版を楽しみにしてるって言っていたので、英語版もお願いしま〜す、と返ってきたので、友人に訳して、と返すと、私の英語力じゃ無理、と返ってきた。

 私が本を送った頃に、その友人もプレゼントを送ってくれて、そのプレゼントの一つが、栞だった。本に、ぴょこんと、カンガルーだったり、コアラのぬいぐるみが顔を出すような栞。手紙には、その栞を見て、送ろうと決めた、と書いてあった。その栞を、現在、使用している。

 その友人家族が、日本に帰ってくるので、明日、会う約束をしている。私は、全く英語を話せないし、話そうとも努力もしていない。これまでもずっとそうで、これまでは、三人で会っていたのだが、通訳をしてくれる友人がトイレに立った時は、非常に気まずい。今は、妻もいるので、妻も英語を話せるわけではないが、話そうという姿勢はあるので助かる。

 先日の石川直樹さんのトークイベントに参加した影響もあって、自分の体を使って、感じた言葉を綴りたいな、と思った。私は、波乱万丈な人生でもなく、これといった特別な経験をしているわけでもなく、人と違った視点を持っているわけでもない。こう書いていると、学生時代の通知表は、ほとんどが「3」だったことを思い出した。とにかく、超個人的な日記を綴りたい。あと、綺麗すぎる言葉は、信用ならないし、つまらない、とも思った。ソクラテスも同じようなことを言っていた。

 村上靖彦『鍵をあけはなつ』を読み始めた。まえがきに書かれてるのだが、『鍵をあけはなつ』は、介護・福祉領域の7現場9人の支援者の方達に話を伺い、語られたまま忠実に再録されている。

 馬場将和さんのインタビュー記事を読んだのだが、「というか」「っていうか」「とか」という言葉が登場し、読みながら、考えが揺らいでいるようで、揺らぎながらというか、自分自身に問いを立てていて、読んでいて、地に足がついているようで、等身大の感じがして、読んで良かったと思った。

 自宅に帰ってきて、妻に、9月30日締め切りの文学賞に応募しよう、と思ってる、と伝えた。自分を知ってもらう上でも、自分の発信媒体ではない場所で発表することも大事なのではあないか、たとえばグループ展みたいな場所で。11月に広島のイベントに参加したいという話になったのだが、広島のイベントに参加するなら、行く、行く、言ってるオーストラリアを優先すべきなんじゃないかという話にもなった。連休を取るのがなあ。

 妻と冷やし中華を食べながら、また世界陸上を観た。女子50000メートルを観たいと思って、必死で起きていたのだが、スタートの直前で、猛烈な眠気に襲われて眠ってしまった。