何とはなしに『にゃあ』のネット販売をしていただいているshabby sic ポエトリーの商品検索を眺めたら、サイン本が「残り1」の表示になっており、嬉しくて、その日、何度か眺めたていたら、「Sold Out」に切り替わった。サイン本の需要はないだろうと思っていたから、先に、サイン本が売り切れたことも嬉しいことだった。
どなたが購入していただいたかわからないが、ZINEフェス札幌でブースに訪れてくれた方かもしれなくて、ZINEフェス札幌が終わったあと、shabby sic ポエトリーに続けば良いなと思っていたから、そうだったら嬉しいことだった。
友人とZINEフェス札幌のやりとりをしたら、いつかイベントに参加しても一冊も売れなかったということがあるかもしれないね、できれば早い段階で経験しておきたいね、という話になり、確かに、そんなことも起こり得るよなあ、と思った。
ここのところ、文学フリマ東京41の準備のために、ひたすら製本作業をしていた。だいたい準備は完了した。文学フリマ東京41が2025年最後のイベントかなあ、と思っていたら、札幌でZINEのイベントが開催されるようで申し込んだ。参加できるかはまだわからない。参加できれば良いな。
文学フリマ東京41に参加する前の最後の休みに、『にゃあ』の装画を担当していただいた葛西由香さんの道銀芸術文化奨励賞受賞記念個展が、らいらっく・ぎゃらりいで開催される日だったので向かった。
チラシを何度か見ながら辿り着いたと思ったら、事務所しかなくて、あれ?おかしいな、と思ったら、道銀文化財団の事務所に到着していたらしかった。らいらっく・ぎゃらりいは、札幌テレビ塔にほど近い場所だった。
『にゃあ』の打ち合わせは、メールだったりでのやりとりだったので、直接、お会いして話をするのは、2019年以来のことで、あの時は、会話らしい会話はしていなくて、一言、声をかける程度だった。道銀文化財団かららいらっく・ぎゃらりいに緊張しながら歩いた。
らいらっく・ぎゃらりいには葛西由香さんがいて、私の顔を覚えていてくれたのが嬉しく、やっとお会いできました、と私は声を発したあと、何を話したか、断片的にしか覚えていない。らいらっく・ぎゃらりいで展示されていた作品は、すべて新作のようだった。前回の個展から期間が短いのに、すべて新作なんだ、と思った。ポットの絵を見て、そりゃそうなるよね、とクスッと笑いそうになった。
会場を後にして、もっと話したかったなあ、とあいかわずのことを思ったり、忙しいのに装画を担当していただいたこと自体が、いかに幸運だったか、とすすきのを歩いた。
文学フリマ東京41では、葛西由香さんのポストカードも委託販売する。
以下、葛西由香さんの文を引用。
展覧会のテーマは忙しい現代人の丁寧な(にりなりきれない)生活。朝起きて(?)身支度をし、生活が始まるような流れで作品を並べています。
街中へお出かけのついでにふらっとお立ち寄りいただけたら嬉しいです。
2025年11月19日(水)〜12月1日(月)
10:00~18:00(最終日〜17:00)
らいらっく・ぎゃらりい
札幌市中央区大通西2丁目5ほくほく札幌ビル1F
地下鉄大通駅18番出口