新作のZINEが完成してもいないのに、2号、3号と企画が浮かんで楽しくなった。まずは創刊号を文学フリマ東京に間に合わせないと。
夕食のカレーライスを食べた後、妻が調べていた物件を、お互いネットで検索して、あれこれ言いながら見た。これまで見たことがないバルコニーがある物件が一番惹かれた。バルコニーを部屋にできるんじゃない?という広さだった。春になり、夏になったら、ハンモックに揺られながら読書をしようと思っている。なんなら、バルコニーにテントを張ることすらできるサイズだった。妻は日中帯に、近隣の駐車場に問い合わせをした。電話口がいずれもおばあちゃんだった、と言っていた。ZINEフェス札幌が終わったら、再度、不動産屋と打ち合わせる予定だ。ZINEフェス札幌の準備をしないとならないのに眠くなったので寝ることにした。
夢で、私は車の後部席に座っていて、ハンドルを握り、ただ後部座席だったので、ブレーキも、アクセルもなくて、ただハンドル操作だけではカーブが曲がりきれない、と思いながら目が覚めた。後部座席にブレーキもアクセルもなければないのなら、ハンドルもないだろ、と思った。
気づけば、明後日が、ZINEフェス札幌だった。テーブルに敷く布は、春夏と秋冬で色を変えようと思っている。あとは、看板と値札とFabの準備をしなければならない。文学フリマ東京で宿泊するホテルも予約しなければならないし、新作ZINEの入稿もしなければならない。仕事か、というくらいの忙しさになってきた。
夕食を食べた後、妻と二人でFabの製本作業をした。妻は製本作業をしながら、海外旅行で使う英会話を携帯電話で流した。オーストラリアで出会う人たちとコミュニケーションを取りたいよね、と話をしながら、特に行きたい場所もなく、無性に海外に行きたい気持ちだけがあったのだが、ベタベタの、オーストラリアだったら、ここというような場所に行きたいと思った。
英語の次に訳した日本語が流れるのを二人で聴きながら、妻は、聴くのは、なんとなくわかるけど、答えられないと言っていて、私は、その英会話を聴きながら、どれくらいの期間、滞在しますか?4週間です、と英語でやりとりしているのを聴き、それは長いね、と日本語で答え、部屋の電気が切れています、と英会話が流れているのを聴き、ホテルの電気が切れてるくらいなら我慢します、と日本語で呟きながら聴いた。