
ライブとコンサートの違いはなんなんだろうか、とストーブの前で、目を瞑り、シャカシャカ、歯を磨きながら考えた。ライブの登場するシーンをやってみたい。歓声を一身に浴び、少し間があって、あれ、誰?とざわつくのをやってみたい。私は、謝って、退場する。義姉は、無事、2DAYS、ライブを満喫して、帰っていった。空港まで見送ったのだが、空港には、そのアーティストのグッズを持っている人が、大勢いた。アーティストのグッズと知らなければ、スルーしてしまう光景。
午後は、妻と新しいアパートの内覧に行った。私は、物件を見て、足を踏み入れた時の感覚を大切にしている。住みたいと思えるかどうか。その内覧したアパートは住みたいと思った。変わった間取りで、バルコニーがこれまで見たどのアパートよりも広かった。昔からハンモックに揺られながら読書をしたいと思っていたので、実現する広さだった。部屋を広くできたんじゃない?という広さだった。なんならテーブルと椅子を設置して、そこでバーベキューができるのではないかという広さだった。問題は、駐車場が狭いということとBS放送がつかないことくらいだった。うだうだ悩んでいたら、先に誰かが住まうと思ったので、次の日に仮押さえをしたい、と不動産屋に電話した。アパートの周辺の月極駐車場を探して、妻と散策をした。思いのほか、月極駐車場があった。
夜には、妻とFab『特集 齊藤花火』の製本をした。コータさんに制作してもらったZINEで、A4両面フルカラーを三等分にカッターで切って、折りたたみ、特殊なホッチキスで留めていく作業を繰り返す。カッター盤が自宅のどこかにあった気がするのだが、探すのがめんどくさいので、100円ショップで新たなカッター盤を購入した。妻が、作業をしながら、ホッチキスの針が使われないままだったけど、使われて良かった、と言っていた。猛烈な勢いでホッチキスの針がなくなっていく。
次回のZINEフェス札幌で配布する。名刺はありませんか?と前回、イベントに参加した時に訊かれたのだが(私が不在の時に妻が)、名刺を制作しておらず、というか、名刺を制作しても、もらってくれる人がいないと思っていたので、今後も名刺を作成するつもりはないのだが、Fab『特集 齊藤花火』は名刺と言っても過言ではなかった。
何人かに、もっとどんな人かを知ってもらったほうが良いと言われたが、どんな人かを知ってもらう機会なんて、難しくない?と思っていたが、Fab『特集 齊藤花火』が、その役割を果たしそうだった。
友人が、Fab『特集 齊藤花火』にあるアンケートに記載のある好きなスパゲッティがアラビアータって、カッコつけてるの?と言った。アラビアータが好きだと聞いたことがない、ミートソースでしょ、と。確かに小学生の頃の文集では、好きな食べ物を、食べたこともないのにステーキと書いていたが、そういうことではない。私は、本当にアラビアータが好きなのです。