どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

魅力的な人間を描くには

 仕事を終えて、妻に帰ります、とLINEを送り、帰っている途中で、妻から電話が来て、職場に妻を迎えに行き、20時近くになっていたので、今日は、テイクアウトでハンバーグにしよう、ということになり、自宅に着いて、私は、自宅にほど近いハンバーグ店に歩いて向かい、鬼おろしハンバーグを注文した。妻は150gで、私は300g。いつもよりもお客さんがいて、妻に、珍しく混んでいる、とLINEを送り、持参した又吉直樹『人間』の続きを読んだ。又吉直樹さんが書く登場人物は魅力的だな、と思った。『劇場』に登場した紗希ちゃんのことを思い出した。何かで読んだ魅力的な人物を描くには、どうしたら良いかという文章を思い出そうとしたが、思い出せなかった。ニュアンス的には、どうしようもない欠点がある人物が、何か一つ、光ところを書くだったか、そんな感じだった。

 いつものように夕食前、風呂に入り、装画をお願いした作家さんも、ロゴをお願いした作家さんも、私が北海道に引っ越しをしてから作品展を観に行き、知った人たちで、ダメもとでお願いしてみるもんだなあ、ダメもとでお願いしたら、結構、うまくことがあるよなあ、と思いながら、同時に、連絡しても連絡が来なかった人のことを思い出した。

 本が完成するのは7月の予定で、初めて売ることになるのは、8月の予定で、いや、また抽選に漏れました、ということがあるかもしれないけれど、夏だから、夏限定で、本と一緒にTシャツを作って売ろう、とほぼ決定した。そうなると、秋や冬も限定で、何かしたいと思ったが思い浮かばなかった。

 鬼おろしハンバーグを食べながら、テレビでは日ハム対楽天戦がやっていて、1対0で試合も終盤だった。細川がバントを綺麗に決めて、良いバントだ、と私は呟いた。妻は東北出身者として、楽天を応援していた。私も、仙台に住んでいた頃は、楽天を応援していたのに、こうして、日ハムをテレビで観る機会が多くなると、日ハムを応援したくなるのって、不思議だな、と思った。日ハムの先発の金村は、9回のマウンドにも立った。ここで、本塁打を打たれたら、気持ちを立て直せない、と私が呟いているのを妻が訊き、サッカーの1点とは違うもんね、と言った。危なげなく、金村は完封した。