携帯電話ほどのサイズの白い外付けHDDがテーブルに置いてある。私が、探しているデータを保存している可能性があるのは、もはや、この外付けHDDしかない。だが、パソコンに繋げるためのケーブルがない。どこかにいった。何度も何度も引越しを繰り返すなかで捨てたのだろう。捨ててしまったのだろう。仮に、無事、外付けHDDに接続できたとしても、目的のデータが入っていない可能性も十分考えられるわけで、そうなったら、もう手の打ちようがない。いや、写真としてプリントしているので、スキャンすれば良いか。
今回、自費出版するにあたり、出版レーベルにも名前をつけることにした。『椿屋』と名づけた。で、その出版レーベルのブログを立ち上げ、そちらで、私が参加するイベント情報や、『にゃあ』の出版を記念して準備を進めていた『GALLERY N7』、『花のついた帽子の物語（仮）』を有料記事として公開する。
『GALLERY N7』は、4月15日（火）から公開予定。4月15日は、新潟市古町にあったGALLERY N7に初めて訪れた日だ。今から18年前の2007年4月15日、私は、GALLERY N7に初めて足を踏み入れた。GALLERY N7で初めての個展をさせていただいた時から、今後、私が何か行動を起こす時は、GALLERY N7から始めようと決めた。私の行動が遅すぎて、GALLERY N7は、もうないが、別の形で、GALLERY N7から始めたいと思って、GALLERY N7を閉める時に、オーナーのコータさんに長い手紙のようにGALLERY N7のことを書いて贈った時の原稿を加筆修正して、初めて公開する。
『GALLERY N7』、『花のついた帽子の物語（仮）』などの短編小説集を、2026年に製本できればと考えてはいるが、未定だ。『にゃあ』の在庫が自宅に溢れてしまうと、生活に支障をきたすから。
ここのところ、北海道は一気に雪が溶けたと言うのに、今日は、季節外れというか、湿った雪が降っていて歩きづらい。
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『GALLERY N7』2025年4月15日（火）公開予定
新潟市古町に、GALLERY N7というギャラリーがあった。絵や写真など、何らかの表現をする人達が集い、そんな作品を観るのが好きな人達が集うギャラリーなのは確かなんだけど、時に、ギターやDJが音楽を奏で、時に、キャンドルを灯し、時に、七夕だ、ハロウィンだ、年越しだと人が集まり、飲んで、話して、夜が更ける。ギャラリーのようで、ギャラリーじゃないような、だけど、そのどれもがGALLERY N7だった。私は、そんなギャラリーを、他に知らない。私は、そんなギャラリーがあったことを知ってもらいたい。
椿屋 WEB:https://note.com/tsubakiyah
