その昔、ポストカードを店舗に置かせてもらったり、イベントに参加していた時期がある。飛び込み営業のように店員に声をかけた。何度も繰り返していると、この店は置かせてくれそうだ、というのがわかってきて、たいてい快く置かせてもらえることが多かったが、嫌な気持ちになることもあった。現在、本が完成して、どう展開するかを考えていると、あの時、ポストカードで、体験しておいて良かったと思うことがいくつかある。だからというか、世田谷ピンポンズ『都会なんて夢ばかり』を読んでいて、世田谷ピンポンズさんが、音源を置いてもらうために営業をする場面は、すごいわかる、と思いながら読んだ。
誰だって価値の定まっていない物に賭けるのはおっかない。ましてや、他にいくらでも売れそうな物は沢山あるのに。それでもKさんは色眼鏡など用いず、ただ僕の歌を聴いて判断してくれた。
売れる物をしっかり売るだけでなく、自分が良いと思った物を自信を持って売る。
これこそ本当のバイヤーの姿ではないだろうか。
そして、これは僕が小さい頃から持ち得なかった、好きな物を好きだと言い切る強さだと思った。
Kさんは僕の音楽に目をかけてくれた一番最初の恩人だ。
世田谷ピンポンズ『都会なんて夢ばかり』p130
デビュー五周年おめでとうございます。一〇周年、二〇周年イベントの際のコメントの時の肩書きが「古書ビビビ店主」でいられるようにこちらも頑張りますので、ピンポンズさんもこれからもずっと素敵な曲を届け続けてくれると嬉しいです。世田谷ピンポンズ『都会なんて夢ばかり』p142
おもしろくて、一気に世田谷ピンポンズ『都会なんて夢ばかり』を読み終わった。
10時34分に、コメダを後にして、ヒシガタ文庫に寄って『ONE PIECE111巻』を買って、自宅に着き、屋台十八番を作り、録画しておいた『ラグザス侍ジャパンシリーズ2025日本×オランダ』を流しながら、屋台十八番を啜った。屋台十八番を食べた後は、『ONE PIECE111巻』を読み、読みながら昼寝をして、起きたら、『ラグザス侍ジャパンシリーズ2025日本×オランダ』は終盤にさしかかっていて、観にいくか迷っていた映画『結束の、その先へ〜侍たちの苦悩と希望〜』を観に行くことにした。夕食のカレーライスを作り、JRに乗って、札幌駅に向かった。
映画の上映時間が20時40分だったので、ドトールに行くか、とGoogleマップで調べたら、JR札幌改札内店があることがわかり、確かに、あった記憶があると、記憶を辿って、北口だったかに向かうと工事中で、ここのあたりにドトールがあったはずだけどと思ったのだけど、Googleマップは、到着しました、とそれ以上、どう行けば良いか案内がなく、辿り着けなかったので、ドトール札幌時計台通店に向かうことにし、札幌時計台通店の場所を確認するために、Googleマップを開くと、閉店時間が、まもなくと表示されていたので諦め、先に、夕食にしようと、よし乃に向かった。醤油ラーメンを食べて、ドトール札幌改札内店に再び向うことにした。あっ、改札内にあるかもしれない、と思い出して、Suicaを自動改札にあて、改札内に入った。移転したのね。だから、改札内店なのね。
ドトールで、パソコンを開き、日記を書いたり、『にゃあ』の最後の部分の文章を書いたりしていた。映画の上映時間が近づいたので、札幌シネマフロンティアで、ジャン=フィリップ・トゥーサン『愛し合う』を開いて待った。
『結束の、その先へ〜侍たちの苦悩と希望〜』は、決勝の台湾戦から始まって、胸がキュンとした。東京ドームのライトスタンドにいる自分とその時、ベンチ裏で、選手たちがどんな想いで戦っていたかが重なった。
