どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

引っ越し

 アパートの隣の空き地に戸建が建つ。いつかはわからない。わからないが、戸建てはあっという間に建つということは知っていて、今年の冬を迎える前に引っ越しをしようと決意するに至った。というのは、我々、アパートの住民は、誰もが、その空き地に雪を捨てていて、その空き地に雪が捨てられないということは、当たり前のように雪の行き場がないということで、解決策といえば、引っ越ししか思いつかなかった。

 あれよ、あれよ、と引っ越し先は決まり、今月末には引っ越しをすることになった。

 そう言えば、その引っ越し先の内覧をする日に、なぜか、ふと、40年来の友人の顔を思い出し、ショートメールを送ろうと思って、メッセージを開いたら、前回、送ったのが2019年のことだから、既に3年の月日が流れていて、驚いた。

 その夜、友人からの電話が鳴った。昨年、私に年賀状を送ったが、戻ってきたので、死んだかと思ったと言っていた。私は、死んだと思ったのなら、電話をしてくれないと、少なくとも、俺だったら連絡する、と言った。

 で、引っ越しである。自宅には、引っ越し業者から届いたダンボールが、そこかしこに置いてある。あと2週間で引っ越し作業を終えなけらばならない。私は、ダンボール2箱と、もう着ないであろう服を車に積んで出かけた。

 昼を過ぎていたので、ラーメンでも食べようかと思った。先日、行った店に行こうと思ったが、名前を思い出せない。庵という字がついていたことは覚えているのだが、そもそも店の読み方がわからず、名前を覚えていなかった。Googleマップに、中華そばと入力し、店名を見て思い出すことにした。斗香庵Higashiだった。何と読むのだろう。食券機で、ラーメンを選んでいると、店内から、女性が声をかけてくれた。前回も同じ女性だったかは定かではないが、前回も、気持ちの良い接客だった。もちろんラーメンも美味しい。ラーメンを食べながら、ラーメン好きの友人がいつか北海道に来た暁には、連れてこようと思いながら、ラーメンを啜った。

 自宅に帰ってきて、ソファで横になりながら、気づいたら寝ていて、起きた時には、夢を見ていたはずなのに、こうして、日記を書く段になると、どんな夢だったか、断片すらも、思い出すことができない。最近の印象深い夢と言えば、熊と遭遇し、戦うことになった夢で、私の夢にはたまあに、熊が出没する。

 ここのところ、仕事から帰ってきて、お風呂や食事をして、少し、YouTubeなんかを見ていたら、眠くなって21時には寝ることが多かったけれど、今日は、夕方に寝ているので、珍しく眠くならない。だから、こうして日記を書いている。読みかけの水野学『センスは知識からはじまる』を読みながら、布団に入ることにしよう。