どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

デコピン

 美容師さんは、兄妹でデコピンをやりあっていた、と思い出を語った。このやり方が一番、痛かったです、と実際のやり方もふまえて。デコピンをやりあっていたというその無意味さに、わたしは、笑った。笑いながら、千円札3枚を美容師さんに渡した。車に乗って、こういうのを平和と呼ぶのだろう、と思った。思ったと同時に、私が妹と、うんちには、どんな種類があるのかを出し合おうとノートに綴った日々を思い出した。