どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

マダラのフライも美味しいよ

 プロ野球が開幕した。テレビでは、日ハム対ソフトバンクのテレビ中継が流れていた。予想に反してというか、予想外というか、日ハムは、4回表に石井のホームランで1点を先制し、その1点を守り続け、投手は、5人目の堀が投げていた。明日の予告先発も堀だった。BIG BOSSこと、新庄に驚かされる。こうして集中して試合を観ているのは、プロ野球が開幕したからというよりも、新庄野球が観たいからかもしれない。新庄が監督に就任した時は、大丈夫?と思ったけれど、みるみるうちに、魅了された。オープン戦で、内野手が外野を守ったり、選手に監督代行させていたのは、良いアイディアだと思った。テレビは気になるところで野球中継が終了した。これが野球中継だと思った。

 自室に移動し、携帯では、プロスピAを開いて、日ハム対ソフトバンクの続きを確認しながら、こうしてブログを書いている。まだ1点差で勝っているけれど、ハラハラする試合展開が続いている。今日、勝ったら、日ハムにとって、おもしろい一年になるような気がする。と、書いているところで、8回裏、ソフトバンクに4点を入れられた。もう少しだったのにという悔しさが、明日につながるような試合だった。

 今日は、妻も仕事が休みで、2人で出かけた。春を感じる日だった。妻が、行きたいと言っていたヒシガタ文庫に行ったのだが、購買意欲を駆り立てられるセレクトと配置で、欲しい本を全てレジに持っていたら、1万円を超えていた。そこで買った本の話は、また、後日することになるだろう。

 昼は、喫茶店で食事をすることにした。携帯で調べて行った初めての店だった。店内に入ると、テーブルは、全て、お客さんで埋まっていて、びっくりした。おばあさんが、お客さんに、まだ、注文した食事が来ていませんか?と訊き、すみません。今、急いで作りますと謝り、キッチンに入っていった。ホールは、70代後半のおじいさんが担当しているらしく、レジを売ったり、食器を片付けたりしているが、おじいさんもおばあさんもてんてこまいだった。おじいさんは、足が悪いようだった。ホールを一人でするのは大変だろうに、何なら、食器の片付けくらいなら手づたっても良いな、とその様子を眺めた。この様子だと、いつ注文を取りに来るかわからないといった感じだったが、悪い気はしなかった。それは、おじいさんとおばあさんの醸し出している雰囲気からだった。のちに、おじいさんとおばあさんの娘さんと思しき人もキッチンから出てきてテーブルを拭いていたので、どうも3人の家族経営のようだ。娘さんが念願の喫茶店を開いたけれど、思いのほか、お客さんが来て、お父さん、お母さんにお願いする形となり、お父さんは、俺は、無理だよ、と返したが、お母さんが、つべこべ言っている場合じゃないでしょと、2人は手伝いを始めた絵が浮かんだ。

 おばあさんが、メニュー表と日帰り定食のメニューが書いてある小さなホワイトボードを持ってきた。迷っている妻に、おばあさんが、マダラのフライも美味しいよ、と言っているのを訊き、こういう接客好きだな、と思った。自分の提供しているものをお客さんに薦められるのは良い。私もそうでありたいと思う。