どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

日記

 雪かきしては、柿内正午『町でいちばんの素人』を読み、雪かきしては、『町でいちばんの素人』を読んだ。日記は、どうしてこうも、おもしろいのだろうか。人の私生活を垣間見たいわけではない。『街でいちばんの素人』でいえば、読書日記でもあり、読みたい本と出会うところが魅力の一つではある。読書と関係ない日記で、おもしろかった日記ってあっただろうか。滝口悠生『やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記)』を思い出した。ああでもない、こうでもないと生活している人の思考を読むのがおもしろいような気がしてきた。逆に、私生活を赤裸々に語る日記というか、暴露本というかは、苦手なことが多い。全部が全部と言うわけではないのだけど。まだ読んでいないおもしろい日記を読みたいのだけど、何せ、日記というジャンルは、なかなか話題になることも少なく、読みたいと思う日記に出会うことができない。というか、教えて欲しい。

 夜になっても雪は降り続け、アパートの前の道路では、トラックがスリップして立ち往生してしまうほど、道が悪くなっていた。ここのところ無性に読みたくなっていた鈴木忠平『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』を買いに行った。町の至る所が、渋滞していた。