どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

松坂大輔

 『こんな球打てねえよ』という投手に出会ったことがないのは、私がプロ野球選手になるような人と出会っていないからで、プロ野球選手が投げるボールをバッターボックスで体感したくなった。今更。でも、高校球児のときと、今とでは、たぶん違うだろうし、やはり高校球児のときに体感してみたかったな、と思う。というようなことをプロフェッショナルの流儀、田中将大を観ながら思った。その日の午前中は、『Number PLUS 完全保存版 松坂大輔』を読んでいた。松坂大輔が高校球児だった頃の横浜は、私の中では、歴代最強チームとなっている。横浜とPL学園の延長17回は、伊丹空港で号外を手にして知った。私は、その前日、甲子園球場の観客席にいた。