北の凡

いろいろあるけれど、それでいい

ありがとうもごめんなさいもいらない森の民

なぜ、この本を私に貸してくれたのだろうか。この本に何か伝えたいメッセージがあるのだろうか。私が、ここ最近、先住民族というか、少数民族に興味があるという話をどこかで訊いて、じゃあ、この本は良いのではないだろうか、と思ってくれたのだろうか。ある日、人から、この本を読んで欲しいと渡されると、どうしても、その意味を考えてしまう。今のところ、その意味はわからない。

 

この本は、プナン人について書かれた本である。プナン人は反省をしない、という話を読みながら、人によるのではないか、と思った。反省する人もいるし、いない人もいる。反省しない人に多く会い、プナン人は反省しないなあ、となったのではないか。仮に日本人について書かれた本があって、日本人は奥ゆかしいだったり、イエス、ノーをはっきり言わないと書かれていたとして、いや、同じ日本人でもいろいろだから、と思ってしまう。そうは思ったが、私は、日本の中から日本人を見ているのであって、外国から日本人を見た場合は、やはり、日本の文化というか、伝統というか、日本人ならではの共通したものはあるのだろう。

 

現に、私は、先住民族というか、少数民族の人生哲学や価値観を知りたいと思っている。私の生きる上のでのヒントになるのではないか、と思っている。今の私たちの生き方がダメだとか、そんな単純なことではなく、いや、単純か、良いと思うところは取り入れたいな、と思っているだけ。それは、祖父や祖母の時代の手間隙かけて、自分の口にするものを、自分の手でつくるということに、何か良いな、自分の生活にも何か取り入れたいな、と思うのに近いのかもしれない。

 

プナン語に「ありがとう」という言葉がないのには驚いた。人生最後に発したい言葉第一位じゃないの「ありがとう」って。プナン人の人生最後に発したい言葉第一位はなんなんだろうか。

 

ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと

ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと

  • 作者:奥野 克巳
  • 発売日: 2018/05/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)