どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

いろんな国の作家の本を読んでみたい

花田菜々子『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくた1年間のこと』に紹介されていたラッタウット・ラープチャルーンサップ『観光』を読んでいる。

 

これは内容が最高なのはもちろんだが、紹介映えする本でもある。まず、タイ、というところが珍しいし、これを書いた後、この作家が消息不明になってしまった、というエピソードもあって、どうにも生々しい興味を持ってもらいやすいのだ。「これはタイが舞台になっていて、貧困の中で生きる人たちの日々を瑞々しく切り取った本当に美しい短編小説集です。悲しい話が多いのですが、それでも懸命に今を生きる人の姿がきらきらと残り、さわやかな希望を感じるような作品です。まだまだマイナーな作品ですが、海外文芸好きからはすでにかなり高く評価されています。それに海外文芸特有の翻訳の言い回しが苦手な人にも、これだったら違和感なく読んでもらえると思います」花田菜々子『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくた1年間のこと』p168

 

この箇所を読んで、購入することにした。

 

この表紙良いなあ、と思って文庫にした。

 

写真だと思ったら、絵だった。

 

何かの本で読んだけど、小説って、その国の、その時代の、人々の生活を知ることができる。

 

読みながら、数年前にタイに行ったことを思い出した。

 

また、海外に行きたいなあ、と思ったり、外国人と本の話をするのもおもしろいだろうな、と思った。で、おすすめの作家を教えてもらいたい。いろんな国の作家の本を読んでみたいと思った。

  

観光 (ハヤカワepi文庫)