どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

うに祭

私の季節行事に、うに祭というものがある。

 

6月に北海道積丹町に行き、ただ、うに丼を食べるというもの。

 

かれこれ、今年で4年目。くらい。

 

私が住んでいる町を出発し、車で積丹町に向かうこと2時間半。目的地の積丹町に着く。

 

コロナの影響なのか、はたまた平日だからなのか、客はいない。メニューからうに丼を選ぶ。店員のおばさんが、すみません、今日、赤うにしかないんです、と言う。赤うには、メニューにはなく、赤うにが高級だということは知っていて、おいくらですか?と訊いた。

 

う〜ん、と何かを考えながら、5,400円のところ、4,400円で良いです、と言う。通常のうに丼が3,200円だったか。私は、この店で食べるということは決めていたので、では、赤うにでお願いします、と即答した。

 

うに丼は、1年に1度しか食べない。

 

出てきたうに丼は、通常のうにより、オレンジ色。色が濃いことから、赤うにと呼ぶのだろう。当然、おいしい。ただ、1年前に食べた通常のうにもおいしかったので、どうおいしいと言えば良いのか、私は、言葉を持ち合わせていない。

 

帰りの車の中、他に季節行事はないものだろうか、と思いながら、ハンドルを握った。