甲子園の中止が決定したというのを知って、戦わずして負けるのが、一番、辛いよなあ、と何度となく思った。確かに、人生は、失敗の連続だし、負けっぱなしだし、自分の思いどおりになることはほどんどない。だけど、そんなことは頭のどこかでわかっていて、わかっているけど、なぜ、今なんだ。なぜ、自分たちの世代なんだ、と何度となく思うだろう。私も、何か、代替するものはないか、と考えているけど、思いつかない。代え難いものが失われたから悲しいし、せつない。
朝、ニュースを見ながら、全国大会が中止になった吹奏楽部の高校生が、今、できることを考え、動画を作成したというのを知った。聴きながら、泣きそうになった。せつないからなのか、できることを考えて、行動している姿に心打たれたからなのか。演奏しているのがひたむきで、楽しそうで。ここに悲壮感はない。動画を見終わった後、拍手を送った。
昨日は、高校生がマスクホルダーを作って、区役所に持っていったという記事を読んだ。今の若者はすごい。