どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

経営的視点

強くて、優しい男になりたいな、と中学生の頃に思っていたけれど、最近は、そこまで思っていないな、と思った。優しい男になりたいなとは今でも思っているけれど、最近は、強さって必要?と思うところもある。中学生の頃、私にとっての強さとは、まさしく肉体的な、喧嘩が強いということだったけれど、殴ったり、殴られたりの喧嘩は、怖いというか、したくなかったので、途中から、信念を持っているということが、私の中の強さだった。今、かっこいいと思う人は、等身大の人というか、この前、ある人のブログを見ていて、素敵だなあ、と思った言葉は、似合わぬことは無理をしない、という言葉だった。虚勢を張らずに生きていきたい。

 

北海道は、ここのところ、春を感じる。黒ずんだ路肩の雪。除雪をしないが信条の隣の住人の駐車場の雪も溶け、携帯電話の充電器のコードが車の下に落ちていた。ひと冬越えた充電コード。しかも2本落ちている。コードが落ちていることは隣の住人も気づいているはずだけど、除雪もしなければ、コードも拾わないのだろうか。

 

阿久津隆『読書の日記』の続きを読んでいる。10月1日から始まった日記の10月部分を読み終わり、11月にさしかかったところ。90ページ。柴崎友香『千の扉』は、いつか読んでみたい本だったが、近々、買おう。あと植村一子『降伏の記録』も気になるところ。

 

売り上げに左右されない気分の作り方を見つけたいと昨夜思った。何人来られた、いくら売り上げた、だから満足、ではなく、なにをやった、だから、満足、というマインドをどうにか作れないか。現時点で、たちまちの時点で、売り上げがあがらないとどうしようもなくなる、というわけではない以上、一喜一憂は現在の数字ではなく未来に向けた行動によってもたらされたい、そういう姿勢をどうにか作れないか。阿久津隆『読書の日記 本づくり スープとパン 重力の虹』p90

 

次年度の事業計画の話をしている時に、部下が、経営的視点を身に付けたいというようなことを言ったので、次年度、内部研修をするのに資料を作成している。

 

阿久津隆『読書の日記』を読みながら、経営的視点を持つことは確かに大切なことだけど、いくら売り上げたということよりも、大切なことがあって、その大切なことを見失うと、何か、間違った方向に進んでしまうんだろうな、と改めて思った。そのことをどう伝えようか?すでに伝わっているだろうか?

 

仕事に行き、先日、業務日誌に、自分がわかっていないことに気づけないと書いた部下に声をかけ、どういう理由でそう思ったのかを訊いた。

 

話を訊くと、私の責任だと思ったから、私の責任だから気にするな、と伝えた。部下は泣いていた。

 

訊きづらい雰囲気を出していたのだと、反省した。