どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

ウーロンハイを一杯だけ。

朝方、気配を感じて起きたら、猫が枕元にいた。いつもなら、ご飯をちょうだいとなくのだが、今日は、どうも違うみたいで、布団に入りたいのかなと思って、猫が入りやすいように、布団をあげってみた。すると猫は布団に入ってきた。猫が布団に入るのは、1年に数回のことで、嬉しいなあ、と思いながら、トイレに行くのを我慢した。

 

今日は、飲み会があったので、そそくさと職場を後にして、指定された居酒屋に向かった。以前、アルバイトしていた若者が、飲みましょうと言ってくれて、今日を迎えたのだが、初めて誘ってきてくれたので、何か、重要な話があるのだろうか、うちで働きたいです、と言ってくるのかとか考えながら、居酒屋に向かった。

 

初めて入った居酒屋は、土曜日ということもあり、繁盛していた。予約席に案内され、黒い扉を開けると、びっくり。もう一人いた。もう一人も以前、アルバイトしていた若者だった。あと2人来ると言う。誰が来るか確認していなかったので、4人も集まってくれるなんて知らなくて、なんか、こうして、それぞれが社会人になり、食事をしましょうと言ってくれたり、会いにきてくれるなんて、嬉しくて、嬉しいなあ、ありがとう、と何度となく呟いた。嬉しくて、ウーロンハイを一杯だけ飲んだ。普段は、全くと言っていいほどお酒を飲まない。あっという間の2時間だった。

 

居酒屋で代行が無料だと書いてあったから、代行をお願いした。車に乗って、運転手から説明を聞くと、3km以上は、お金がかかります、とのことだった。よく説明を見なかった、どうせ3kmで着くだろうと、思って聞くと、5kmくらいでしょうか。少し、ご負担が出ますと言う。そんなに正確に言えるなんて、すごいですねえ、と返すと、世間話が始まり、居酒屋と結んでいる契約は、1ヶ月30万円だとか、飲酒運転した人を乗せる代行もしている、という話を聞いた。飲酒運転をした人を隣に乗せると、何を話して良いのか困ると言っていた。泣く人もいると言う。別に何も話さなくても良いのではないか、というか、私も黙ったまま自宅に着いても良いんだけどなあと思った。

 

そんなわけで、今日は、朝と夜が嬉しい一日だった。

 

明日は、休みだから、これから宮本輝錦繍』を眠くなるまで読もうと思っている。