どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

ピザって10回言って。

札幌で、昼食を食べ、ベンチに座っていると、家族4人が会話をしているのが耳に入ってきた。小学校低学年くらいの男の子だろうか。赤の他人はお菓子?と親に質問をしていて、お菓子?と私は、耳を疑い、その家族の会話に集中した。お父さんは何て答えたのだろう。わからない。想像するに、その小学校低学年の男の子は、最近、白い恋人という北海道の代表的なお菓子を知り、白い恋人がお菓子であるならば、赤の他人もお菓子なのではないだろうか、と推測したのではないだろうか。子どもの発言は時に、意表を突かれて面白い。

 

札幌での仕事を終え、夜は、夕飯を食べようと約束をしていた職員と、ピザを食べながら、仕事をしようということになった。ピザを食べたのは、何年振りだろう。そもそもピザを自分で注文したのは、20年振りくらいではなかろうか。

 

18時すぎに電話をして、届くのが21時すぎと言われ、それじゃあ取りに行きます、と言った。店舗に取りに行くと、ピザが半額になるらしく、半額なら、誰もが取りに来るのではないだろうか、と思うのだが、どうも、そうではないらしい。

 

ホームページでメニューを見ながら、よくばりクォーターで、と私が言うと、生地は、「イタリアン・ハンドトス・スーパークリスピーから選べます」と言われ、どう違うのですか?と説明を受けているそばから、よくわからなくなって、耳がやわらかいのが良いです、と応える。あと、ポテトと、私が言うと、フレンチフライとローステッドポテトのどちらがよろしいでしょうか?と訊かれたので、これまた意味がわからないってなって、そもそもピザを注文するのは、これほど、わけのわからない世界になってしまったのだろうか、と、思った。

 

ピザは高いイメージがあるけれど、半額だと、えっ、安いっていう金額で、しかも美味しかったからよかった。