東京オペラシティアートギャラリーで開催されている石川直樹『この星の光の地図を写す』を観た人が「良い!」と言っていて、どの場所を巡回するのか確認しようと、思って、インターネットで調べたら、今回で最後だということを知ったのが、3月上旬。たまたま仕事の休みが取れたので、飛行機のチケットを予約したのが3月中旬。そして、観てきたのが、最終日の3月24日。
最終日は、本人がいるかもね。北海道から来たって言えば良いよ、と友達に言われ、確かに、今日の夜、文喫で、トークショーもやるから、いるかもしれないな、と思った。
東京オペラシティにつき、会場がある3階でトイレに向かっている時に、石川直樹さんが、売店から出てきて、ばったりと会った。
「えっ?石川直樹さんですよね?」と、ついついというか、意表を突かれたけれど、かろうじてというか、兎に角、私は、本人に声をかけた。
声をかけたは良いけど、次の言葉が出てこなくて、「こんにちは」と言ったのか、「あわわわ」と言ったのか覚えていないけど、記憶が戻った頃には、石川直樹さんは、違う女性と、会話のキャッチボールをしていて、羨ましいなあ、と遠目から眺めていた。
確かに評判どおりというか、タイトルのとおりというか、光の使い方が絶妙で、素敵だった。来場者が多くてびっくりした。
私は、写真以上に、石川直樹の言葉が好き。言葉というか、考え方といえば良いか、生き方といえば良いか、そこらへんのもろもろが好き。
この本が、今回の作品展の本なんだけど、欲しい。欲しいけど高い。