どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

想像しろ。想像したら、今度はそれを百倍にしろ。

遠藤潤子『あの日のあなた』を読んだ。

あの日のあなた (ハルキ文庫 と 7-1)

あの日のあなた (ハルキ文庫 と 7-1)

 

交通事故で唯一の肉親であった父を亡くした、大学生の物語。父の遺品を整理しながら知る父の過去。次が気になって、あっという間に読み終わった。たぶん、自分の年齢によって、自分の経験によって、この小説の印象は変わる。

 

・・・想像しろ。・・・想像したら、今度はそれを百倍にしろ。それでなんとか正解だ。遠藤潤子『あの日のあなた』p243

 

 

原田マハ『生きるぼくら』も読み終わった。

生きるぼくら (徳間文庫)

生きるぼくら (徳間文庫)

 

両親が子どもの頃に離婚し、母と共に生活していたんだけど、学校でいじめにあい、ひきこもりになってしまう主人公の再生の物語。母の気持ちを想像すると、泣けてくる。