パウロ・コエーリョ『アルケミスト』のことを考えながら、車を運転し、職場に向かった。
『アルケミスト』は、少年が宝物を探しに行くという物語なわけだけど、どうも尾田栄一郎『ONE PIECE』と重なって、ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)とは、いったい何のことなのかに思いを馳せる。
『アルケミスト』の少年が探している宝物も金銀財宝ではない、と私は思っている。私にとって一番、大切なものを考えた時、それは目に見えないもの。ただ、目に見えないものとなると、白ひげが言ったひとつなぎの大秘宝は、実在するという言葉とは相違するということになる。ん〜わからない。『アルケミスト』の少年が辿り着く宝物が何なのか見物だ。
話変わり、今日、職場で部下と話をしていて、やっぱり、好きでやっている人にはかなわないな、と思う。全く違う業種の人と話していても、たまあに、出会う。ああ、この人、この売っているもののことが好きなんだなあ、と伝わってくる人がいる。私はできるだけ、そういう人から、ものを買うようにしている。今、乗っている車もそう。私にこの車を売っている人から、車のことが好きなんだと伝わってきて、その人から買った。
仕事を終え、私は『アルケミスト』を読まず、『ONE PIECE』の考察サイトでひとつなぎの大秘宝とは何かという記事を読む。ああ、おもしろい。それにしても、『ONE PIECE』は壮大な物語だ。