小樽桜ヶ丘球場、午前10時8分。小樽潮陵ー北照。小樽地区代表決定戦、プレイボール。
昨日は、3回途中、15−2で北照リードのまま降雨ノーゲームに。本日も、夕方かと錯覚するほどのくもり空。
北照は、南北海道大会の優勝候補の一角。優勝候補の一角を観に小樽まで来た。
昨日と同じようなワンサイドゲームになるのかと思いきや、7回まで4-3と小樽潮陵がリード。
小樽潮陵の芳賀がナイスピッチング。ところどころで、カーブなのか、ゆるい球が効果的。
ただ、小樽潮陵がリードしてるものの、北照のプレッシャーが半端ない。1番から9番まで切れ目のない打線。シュアなバッティング。がっちりとした下半身。こりゃあ強い。今シーズン、観て来たチームの中で、一番強い。
この試合の見どころは、8回の攻防にある。
4-3でリードしている小樽潮陵は、3回にスリーランを打っている玉村が、本日2本目となる本塁打で、一気に3点を入れ、その差、4点。7-3。8回で4点差は致命的。昨日の試合では、勝っていたチームが、一転して敗退するのか。
万事休すか、と思いながら観戦していた8回裏。北照は、とうとう牙を剥く。同時に、雨脚が強くなる。集中力という一言では片付けられない連打につぐ連打。なぜ、あそこまで打てるのだろう。打者一巡の猛攻。一気に6点を入れ、なんと、7-9で逆転した。
強い。
特に目を引いたのは、4番の岡崎。打球がびっくりするほど速い。7点を入れられたものの、投手陣も良かった。左の原田に、右の福原。