読んだことは確かだけど、どれくらい前に読んだかは覚えていない。出版されたのは2002年。今から16年前。16年前となると私は20代。確かに20代には読んだ気がする。が、内容は、覚えていない。まるで、初めて読んだかのように読み終わった。
初めて読んだ時の感想も覚えていない。ただ、桜井鈴茂さんの本は、自宅に6冊あるので、何かしら心の琴線に引っかかったのだろう。
この本は、20代後半から30代に読むのがベスト。あくまで私の場合だけど。
主人公の吉永シロウは、仕事が長続きしない30代前半の男で、友達に小説を書くよう勧められる。シロウは、うざったいくらいにしか思っていないけど、小説を書くように勧める友達の言葉が良い。
読みながら、私も書きかけの小説を完成させないとなと思った。書き始めて2年。今もしょっちゅう話の展開を考えているんだけど、文字に、おこしていくのが、めんどくさくて、なかなか思うようにすすまない。
アレルヤの好きなところがもう一つあった。
久美ちゃんという女性の存在。久美ちゃんという女性の存在があるから、なおのことアレルヤが素敵な作品に感じる。