野球好きの友達と電話でキューバ戦の話をした。
私は、球場に直接、足を運んだものの、立見席だったため、バッターボックスと柱が重なって、ボールの行方を追うのも一苦労。えっ、今、何が起こった?ということもしばしば。四回の山田の幻のホームランも然り。
山田のホームランボールを少年がキャッチしちゃったことをテレビを観て知った。あの場面でホームランになるか、二塁打になるかは、大きな違いで、友達に、あれはいかんよ、という話をした。電話口の友達は、ホームランボールをキャッチした少年が、その後、周りの人に批判され、フードを被ったまま、うつむいて試合を見ていたこと、それを知った山田が、次の日、少年にコメントをしたことを教えてくれた。そのコメントがかっこよくて、家に帰ってからインターネットで調べたら、日刊スポーツに掲載されていることを知った。いてもたってもいられなくて、調べてすぐに、コンビニまで日刊スポーツを買いに行った。
それが、この記事。
「僕は全然気にしてない。だから野球を嫌いにならず、またグラブを持って応援に来てほしい。これも何かの縁だし、将来プロ野球選手になって、一緒に『あんなことがあったね』と懐かしい話ができるように頑張ってほしい。僕も完璧なホームランを打てるように頑張ります」
私は、山田哲人のファンになった。