どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

野球小説部門というジャンルは聞いたことがないけれど、この本は間違いなく野球小説部門第一位。

この年齢になると、なかなか怒られることもないけれど、久しぶりにこっぴどく怒られた。70歳くらいの女性に、車を停めていた場所が悪いということで。

 

車を移動して、喫茶店に戻り、読みかけの本を開いたが、まったく内容が頭に入らず、ぐったりとした体をひきずり、家路についた。

 

もう布団を敷いて寝てしまおうかとも思ったけれど、寝るにはまだ早い時間なので、ブログを更新することにした。

 

 

岩田書店の店主から選んでいただいた一万円選書は、続けざまにホームランを繰り出している。

勇者たちへの伝言 いつの日か来た道 (ハルキ文庫)

勇者たちへの伝言 いつの日か来た道 (ハルキ文庫)

 

この勇者たちへの伝言は、もともと選ばれるはずのなかった本。なぜなら、選んでもらった本の中に、持っていた本があったため交換してもらった本で、野球でいうところの代打。読んでみて、びっくり。代打で、おいておくには、もったいない逸材。それほどおもしろい本だった。野球を題材にした小説を、今まで何冊か読んだけれど、この本は、間違いなく野球小説部門第一位(平成29年2月現在)。

 

舞台は、阪急ブレーブスがまだあった頃の話。ブレーブスって意味を考えたことがなかったけれど、訳すと、勇者たち。なかなか良いチーム名だ。野球以外には、恋愛の物語が綴られているんだけど、その恋愛の話がせつないんだけど、すごく良くて。