どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

かたみ歌

昭和の空気が漂うような街並みが好きだ。
いや、昭和に限らず、歴史を感じる建物を観るのが好きだ。


今日、紹介する本は、そんな昭和の空気が漂うような、
「アカシア商店街」という商店街で巻き起こるいくつかの短編小説からなる。

かたみ歌 (新潮文庫)

かたみ歌 (新潮文庫)

 


それぞれの物語の主人公は違うんだけど、
どの物語にもアカシア商店街が出てきて、
アカシア商店街にある古本屋の店主が出てきて、
どの物語も不思議なことが巻き起こる。

せつなく、優しい物語の数々。

それぞれの物語は、ところどころで繋がり、
最後、全てが繋がる。

短編小説のようでもあり、長編小説でもあり・・・。

もし読む機会があれば、
最後まで、ぜひ読んでもらいたい。
特に最後の3つの物語はおすすめです。