北の凡

いろいろあるけれど、それでいい

門外不出の掟

壮大な夢を見た。ただどんな夢だったかは記憶にない。壮大だったという印象だけが残り、目が覚めて、携帯で時間を確認すると、5時だった。眠くないので、布団から出て居間にいくと、猫もソファに座り起きていた。

 

阿久津隆『読書の日記』を開いた。1時間が経ち、モーニングをしている喫茶店に行こうかな、と、ふと思った。珈琲を飲みながら、『読書の日記』の続きを読もうと思った。

 

以前、住んでいた町では、モーニングをしている店があり、個人でやっている喫茶店に行きたいな、と携帯のグーグルマップで、喫茶店と入力した。いつも仕事で通る喫茶店というか、珈琲店というかがあり、6時からやっていることを初めて知ったが、ゆっくりできそうもなかったので、7時開店の個人ではなく、チェーン店に向かうことにし、着替えをした。まだ6時半だった。

 

車のステレオから音楽が流れているのを聴きながら、新潟にある『shabby sic ポエトリー』のことを思い出した。先日、更新情報というメールで、haruka nakamuraの新作が発売されるのを知った。送料を無料にしてもらうのに、haruka nakamuraとまた何枚かのCDを買おうと思った。カーステレオを操作し、haruka nakamuraのアイルを流した。春にはぴったりの曲。

 

開店の7時前に着き、車の中で、『読書の日記』の続きを読んだ。『スリー・ビルボード』という映画を観たくなった。

 

僕はこの映画を道徳であるとかの授業で見せたらいいのに、というように思った、阿久津隆『読書の日記』p447-448

 

そういえば、この前、おもしろそうな映画を聞いたな、韓国だったかの映画で、なんだっけな、このままいくと、なんだっけなあ、と思い出せなくなると思って、携帯で調べた。『パラサイト』だった。

 

それにしてもレジ業務なんて好きな人嫌いな人はいるだろうけれど、それにしたって、最終的に本を人に渡すこと、それが仕事というか、この人が受け取る給金の源泉はそれのはずで。そこの部分をこんなに冷たいつまらないものにしていいのかこの人は。・・しかしなんというか、こんなふうにしかならないのだったら人間なんて要らないしAmazonでよくなってしまう。いやそれは極端で、人がどうだろうが丸善ジュンク堂を好きな、必要とする気持ちは変わらないけれど、同じことを何度か味わったら本当にダルい。端的にものすごく残念だった。阿久津隆『読書の日記』p451-452

 

この前、部下を集めて、スタートミーティングというか、一年で、一番、大事なミーティングを行った。いくつか話をしたんだけど、その中で、最も大事な、担当職員にお願いしたいことというテーマの話したことを『読書の日記』を読みながら思い出した。

 

自分のために仕事をしない。

 

なぜ仕事をしているか?生活費を稼ぐためだから自分のため。それならば、より給料の高い職種なり、会社を目指すべきではないか?なぜ、この職業を、この会社を選んだのか?選んだのは、おまえだ。

 

一方、お金の流れから仕事を考えると、物を買う、サービスを受ける対価としてお金を払う。では、自分の仕事は、その対価に見合うサービスを提供できているか?

 

私は、時々、お金を擬人化する。よりお金が喜ぶところにお金を旅立たせる。この前、車を買ったんだけど、ああ、この人、車のこと好きなんだなあとか、真摯だなあとか、そういう人にお金を払いたい。

 

評価されたい、褒められたいと思ったら、アピールをしないこと。アピールをした時点で、台無し。見ている人は、必ず、見ている。そういう人が評価される。そんな話をした。

 

担当職員にお願いしたいことと柔らかいタイトルにしたが、守ってほしいことでもある。ルールでもあり、掟でもある。私の組織だけ適用するルール。このお願いしたいことを守れば、あとは、仕事が遅いだとか、ミスをしたとかは、どうでも良い。それほど、大切なことで、仕事をしていく上での姿勢の話。ここだけは、徹底的に言う。あとは、一切、注意をしない。そう言い聞かせることにしている。

 

部下は、私たちの組織だけの特別ルールみたいなのがある、と他の職員に言う。私は、おもしろがって、門外不出のルールだから、教えられない、と他の職員に言う。

 

読書の日記 本づくり スープとパン 重力の虹

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