北の凡

いろいろあるけれど、それでいい

4番サード原に憧れて

好きなプロ野球選手は誰ですか?と訊かれれば、松井秀喜です。と、即答する。

 

ただ、私がプロ野球選手になりたい、と子どもの頃に憧れたヒーローは、原辰徳だった、と中溝康隆『原辰徳に憧れて』を読みながら思い出した。

 

私の野球人生を振り返ると、4番サード、原に憧れて、4番サードを目指しつづけた野球人生だった、と言っても過言ではない。

 

中学の頃は、原と同じ背番号「8」を獲得したものの、背番号「8」は、センターのポジション番号であり、背番号「8」にこだわりはなく、アナウンスで流れる「4番、サ〜ド〜、はら〜」に憧れていたのだ。

 

結局、中学の頃は、サードのポジションを守ることもなく、サードをやりたいです、と口に出すこともなく、胸に秘め、高校に進学。

 

高校の野球部に入部してすぐの頃は、セカンドでスタートするが、4番サードへの挑戦は最後になると思った私は、猛烈に、サードを希望。いや、熱望。

 

高校2年で、サードのポジションをようやく奪取し、次に目指すは、4番の座。4番サードがセットになっていなければ、目標は達成されない。

 

旭川スタルヒン球場で、バッターボックスに立つ前に流れる「4番、サ〜ド〜」を聞きたい。そんな一心で、野球に打ち込む。

 

3年生たちが引退し、最上級生になった私は、やっとというか、4番の座に君臨し、「4番サ〜ド〜」をアナウンスで聞くことができる。

 

4番へのあまりのこだわりから、試合中、バントのサインを出した監督に、なぜ、4番にバンドなんですか、と、試合後、口走ってしまい、それ以降、4番の座には戻れなかったような気がする。

 

もしかしたら、原がバントをした姿と重なってしまったのかもしれない。