北の凡

いろいろあるけれど、それでいい

救いと犠牲

朝7時に居間から猫が何度か鳴いた。ご飯ね、と思いながら、起きて、猫にご飯をあげ、稲葉剛『貧困の現場から社会を変える』を読んだ。

 

8時になり、猫がご飯近くのダンボールをカリカリと爪を立てる。ご飯食べたでしょ、と言いながら、猫にご飯をあげた。

 

そして、カーテンを開けると、外は雪がしんしんと降っていて除雪をした。苫小牧で行われている作品展を見に行こうと思っていたけど、めんどくさくなってやめた。

 

9時になり、猫がご飯近くのダンボールをカリカリと爪を立てる。ご飯を食べたことを忘れているのだろうか、と心配になりながら、猫にご飯をあげた。

 

11時、近くのスーパーに、やきっぺと、ポテトチップスと、コーラを買いに行き、やきっぺを2袋開けて水を300ccフライパンに入れて作り、あっという間に食べた後は、BRUTUS『危険な読書2020』をぺらぺらめくった。

 

BRUTUS(ブルータス) 2020年1/15号No.907[危険な読書2020]

BRUTUS(ブルータス) 2020年1/15号No.907[危険な読書2020]

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2019/12/16
  • メディア: 雑誌
 

  

綿野恵太『「差別はいけない」とみんな言うけれど』を読みたくなった。BRUTUSを読みながら、気づいたら、寝ていた。昼寝。

 

綿野恵太『「差別はいけない」とみんな言うけれど』は、改めて「軸足」を再確認したかった私にはドンピシャでした。日本でも、気づけば嫌韓・嫌中的思想が氾濫し、商売になっている。こうなると「差別はダメ」と言い続けるだけではもう無理。なぜダメなのか?自分はそれをどう感じ、何を思うのか?そもそも差別はなぜダメなの?と考えた時に、指針を与えてくれるのがこの本でした。BRUTUS『危険な読書2020』p44

 

(休み)最高!、と言いながら、起きると、猫もストーブの前で寝ていた。

 

谷崎由依『囚われの島』を開いた。この本は、先日、京都の誠光社で買ったもので、文学が並ぶ本棚を眺めていると、谷崎由依さんの本が何冊かあり、谷崎由依さんを初めて知ったので、その何冊かの本を眺めながら、その1冊を買ってきた。

 

新品の本は、読んでいても気持ちが良いと思いながら、第1章を読み終えた。新聞記者の女性が主人公で、その女性がバーのような場所で、視覚障害者の調律師の男性と出会う。その調律師の男性は、ある夢を何度となく見る。どんな夢かというと、おまえは醜いからと言われ、ある部屋に閉じ込められているという夢。ただ、鏡もないし、自分が本当に醜いかがわからなくて、救いに来てくれる人か殺しにくる人かを待っているという夢。どんな話になるのかまったく予想だにできないのだが、おもしろい。

 

帯には、「救い」と「犠牲」を現代に問うと書いてあって、私は、その言葉に魅かれて、買ったような気がする。