どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

2019年に読んだ本のなかでも、特におすすめしたい8冊。

クリスマスの日に小包が届いた。オーストラリアに住む友人からの小包で、中身はチョコレートとクリスマスカード。毎年、送ってくれる。

 

私は、一冊もしくは二冊、その年に読んでおもしろかった本を添えて、手紙を書く。今年は、どんな本を読んだだろうか、と振り返る。

 

今日は、そんな特におすすめしたい本8冊をご紹介。

 

 

 岡武士『世紀末ディスコ』リトルモア

世紀末ディスコ

世紀末ディスコ

 

岡武士さんの本を最初に読んだのは、『ナインソウルズ』で、他に出版されている本がないかなあ、と探して読んだ本が、この『世紀末ディスコ』。好きな女性の前で、ひたすら、うんこを我慢するという話。 びっくりだよね。ただうんこを我慢する話って。文体が特徴的で、私は好き。

 

 

 早見和真『イノセント・デイズ』新潮社

イノセント・デイズ (新潮文庫)

イノセント・デイズ (新潮文庫)

  • 作者:早見 和真
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/03/01
  • メディア: 文庫
 

死刑判決を言い渡されたある女性の物語。調子が悪い時に読むと、さらに調子が悪くなるが、衝撃的な1冊。メディアから通して知るニュースは、実は、フィクションかもしれない。

 

 

村瀬秀信『止めたバットでツーベース』双葉社

止めたバットでツーベース 村瀬秀信 野球短編自撰集

止めたバットでツーベース 村瀬秀信 野球短編自撰集

  • 作者:村瀬 秀信
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2018/11/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

今や、野球ライターの中で一番、好きなのが村瀬秀信さん。今年、村瀬さんの本は、『止めたバットでツーベース』を皮切りに、計3冊読んだ。どれもおもしろかった。

 

 

ツチヤタカユキ『笑いのカイブツ』文春文庫

笑いのカイブツ (文春文庫)

笑いのカイブツ (文春文庫)

 

まだ自分にもできることがあるのではないだろうか?と思わせてくれた1冊。この本は、中高生におすすめしたい本ベスト1でもある。

 

 

岸政彦『断片的なものの社会学朝日出版社 

断片的なものの社会学

断片的なものの社会学

  • 作者:岸 政彦
  • 出版社/メーカー: 朝日出版社
  • 発売日: 2015/05/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

岸政彦さんは、実際に自分の足を使って、人に会い、話を聞く。社会学に興味を持ったのも岸さんの本を読んだから。

 

 

 永沢光雄『恋って苦しいんだよね』リトルモア

恋って苦しいんだよね

恋って苦しいんだよね

 

今年、好きになった作家の一人が永沢光雄さん。『二丁目のフィールド・オブ・ドリームス』も良かった。

 

 爪切男『死にたい夜にかぎって』扶桑社

死にたい夜にかぎって

死にたい夜にかぎって

  • 作者:爪 切男
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2018/01/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

伊野尾書店の一万円選書で選んでもらった本で、爪切男さんも今年、好きな作家の一人。どストライク。

 

 

田中俊之、山田ルイ53世『中年男ルネッサンスイースト新書

中年男ルネッサンス (イースト新書)

中年男ルネッサンス (イースト新書)

 

こちらも伊野尾書店の一万円選書で送られた本。この本を読んで40代を意識するようになった。この本をきっかけで、山田ルイ53世の本を数冊読んだ。

 

 

とうとうというか、やっとというか、今年の最後の仕事を終えた。今日から、大晦日のように過ごそうと、まずはいつも入らない湯船に浸かった。寝るのを惜しんでだらだらしよう。