セイコーマートで、ボスのコーヒーのペットボトルと、ホットシェフのからあげをレジに持って行って、セイコーマートのアプリを開いた。
レジに立つ50代女性が、お得を開いてもらうと、クーポンがあります、と私の携帯を一緒に見ながら、探してくれて、これです、とフライドチキンのバーコードを表示し、ピッと、スキャンをした。
・・・・。
50代女性は、申し訳なさそうに、からあげは該当しないみたいです、と言った。私は、その優しさだけで十分です、と言って、レジ袋を下げて店を後にした。
***
部下の担当しているサービスが良くて、「良いサービスだった」と、自然と言葉が出た。
職場を後にし、車に乗りながら、その言葉を思い出し、褒めようと意識していないけど、良いものは良いと言えば良いんだな、と思った。
仕事だけじゃなく、外食をしておいしいと思ったら、お店の人に、おいしかったです、ごちそうさまでした、と言い、好きな作品に出会ったら、作った人に、私は、好きです、と伝える。
そんなことが大事かもしれないな、と思った。