友達が、「だいたいやりたいことをやり尽くして、最近、楽しいと思えることがない」と、言った。
あれから、何度か、その友達が言った言葉を思い出して、自分なりの答えを探していた。しっくりくる言葉を。
生活とは、生きるとは、淡々としているのではないか。
ほとんどが淡々としているけど、時々、当たり前のように、嬉しいことも、悲しいことも起こる。ただ、それだけ。
そんなことを考えていたら、谷川俊太郎の詩『ただ生きる』を、たまたま読んだ。まさしくそんな感じ。
夜に、その話をした友達にLINEをすると、友達から返信があった。
「俺は、ただただ生きるのがつまらなく、疲れたところだ。加えて上司からの嫌がらせ、進むか止まるか戻るかって毎日」
私は、また考えるわ、と友達に返した。