北の凡

いろいろあるけれど、それでいい

生きるとは

よるべないって、どんな意味だろう。窪美澄『じっと手を見る』に出てきた言葉をインターネットで調べた。

 

身を寄せるあてがない。頼りにできる類縁の者がいない。孤独であり、不安である。

 

窪美澄『じっと手を見る』を読み終わって、窪美澄さんって、どんな人なのだろうか、と気になった。女性なのに、男性をよく書けていて、女性だよね?と自信がなくなって、著者紹介を読むと、当然のように女性だった。1965年生まれだったのが意外といえば意外。

 

『じっと手を見る』を読みながら、生きるって、こんな感じだよなって思った。恋に破れて、また恋をして、同じような毎日のようで、時々、自分ではどうしようもない波に飲まれて、途方に暮れて。最後は、どんなふうに終わるのだろうか、と考えながら読んだ。

 

とうとう伊野尾書店の一万円選書も残すところ一作品。藤沢周平の『海鳴り』。

 

藤沢周平は、以前、一緒の職場の先輩が好きで、その先輩が転勤で引っ越しをする時に、何十冊かの本をもらった中に、藤沢周平が何冊もあり、その先輩が好きな作家で、いずれ私も読もうと思っていたけど読まず、何冊かは、古本屋に売った。とうとう、藤沢周平を読む時が来た。そんな感じ。