どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

坪倉優介『記憶喪失になったぼくが見た世界』朝日文庫/過去を失った人間は、こんなにももろいのか?

先日の事業報告会でテンションあがって、その変なテンションのまま仕事をすると、余計なことを言ってしまったりと、失敗するのが目に見えて、兜の緒を締め直した。

 

というか、朝方まで起きていた疲れが取れない。眠い。だるい。

 

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坪倉優介『記憶喪失になったぼくが見た世界』は82頁まで進んだ。

 

本人の手記がメインなんだけど、一章と二章の間に、母の手記があり、その母が語った言葉が頭を何度も駆け巡る。

 

記憶を失くすということは、単に過去を忘れて今を生きるということではないのです。過去を失った人間は、こんなにももろいのか、と優介を見てつくづく思いました。坪倉優介『記憶喪失になったぼくが見た世界』p56

 

過去を失った人間は、こんなにももろいのか、という部分。

 

考えたこともなかった。過去は大事だけど、そこまでのものなのだ、とピンとこないけど、そう思った。

 

記憶喪失になったぼくが見た世界 (朝日文庫)

記憶喪失になったぼくが見た世界 (朝日文庫)