どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

劉慈欣『三体』はSF史に残る作品になるのか!?

Netflixでは、『THE100』や『ストレンジャーシングス』なんかのSFが好きで、SFは好きなジャンルだと思うんだけど、本となると、SFを全くといっていいほど、読んでいない。

 

ツイッターで、劉慈欣『三体』について呟いている人がいて、SF史に残る作品とか、オリンピック開催より、続編が出るのが楽しみだとかなんとか評しているのを読みながら、読みたくなって、増税前だし、欲しい本は、今のうちに買っておこうということで、買った。

 

SFを読むことがほぼ初めてなのと、中国人作家の本を読むのもこれが初めてだ。まだ80ページしか読んでいないけど、おもしろい。私は、外国人作家の本も読みたいと思っているけど、どうも、作品の世界に入り込めないことが多い。だけど、『三体』は、割とすんなり入り込めた。これから読み進めると、また印象が変わるのだろうか。

 

物語を追っていると、時々、引っかかる言葉というか、文章に出会うことがある。それは、「良いな、この言葉」ということもあるし、「ん?あとで、戻って、もう一度、考えてみたい」と思う文章だったりする。

 

自分がノーマルだと思っている行為や、正義だと思っている仕組みの中にも、邪悪なものが存在するのだろうか?・・・人類の全ての行為は悪であり、悪こそが人類の本質であって、悪だと気づく部分が人によって違うだけなのではないか。人類が自ら道徳に目覚めることはありえない。・・・もし人類が道徳に目覚めるとしたら、それは、人類以外の力を借りる必要がある。劉慈欣『三体』p29

 

たぶん、これから先に、このことが意味することがわかるのだろう。

 

増税前という言葉に踊らされて、不必要なものを買わないようにしようと思う一方で、本は、ここ最近で、一番、多く買った月になった。

 

これから続々、自宅に届く。