北の凡

いろいろあるけれど、それでいい

MY季節行事

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「毎年、夏が来る前に、ウォーターボーイズを借りてみるんです。見ないで夏を迎えると調子が出ないんです」というような話を会社の同僚に訊いて、自分だけの季節の行事、つまりはMY季節行事があるのは、なんか良いなと思った。ただ、そんなに観るなら買えば良いのにとも思った。

 

そんなことを思い出しながら、私は積丹にウニ丼を食べに行った。正確には、ウニ丼だけを食べに行った。積丹のウニは、6月から8月までの間にしか食べることができない。今後、ウニ丼を食べるということを、MY季節行事にしようか。

 

ウニ丼をあっという間に食べて、眠くなったから車の中で寝て、ふるびら温泉で温泉に浸かって、お風呂あがりには、読みかけの今村夏子『むらさきのスカートの女』を読んだ。芥川賞候補作にもなっている作品。

 

むらさきのスカートの女

むらさきのスカートの女

 

 

むらさきのスカートの女を追う物語なんだけど、途中から、むらさきのスカートの女よりも、むらさきのスカートの女を追う語り手が気になりだして、この語り手は何者なの?という感じになった。相変わらずの、今村夏子の著作でしか味わうことのできない、このなんとも言えない感じ。

 

むらさきのスカートの女を読み終わったあとは、小樽の喫茶店に寄った。

 

大正だったか、昭和だったかからある喫茶店で、店を営んでおられるご夫婦も、70歳を過ぎているようで、店内には、魚拓が貼られていたり、いちごパフェの写真は、ぶれていて、なんで、こんなぶれた写真を使っちゃったかなあ、と、愉快になりながら食べたのはプリンパフェ。プリンパフェなんて久しぶりに食べた。

 

そういえば、夏が来る前に、ウォーターボーイズを借りて観るという同僚は、私にその話をした後の休日に借りに行ったんだけど、4巻だけ、借りられていて、全部を観ることができなかったと悔しがっていた。私は、だから買えば良いのに、と言った。