北の凡

いろいろあるけれど、それでいい

三食作れば鬱が治る

映画「リトル・フォレスト」が好きで、あんな生活を送りたいと思って、家庭菜園を始めたが、あまりにも草取りがめんどくさくて、昨年の畑は、何の食物を植えることもなく、雑草が生い茂った。それはもう生き生きと。

 

最近、ふと、料理ができるようになりたいな、と、ふと思い、そういえば、小さい頃、料理を作るのが好きだったな、とか思い出しながら、まずは、以前から読みたかった坂口恭平「cook」を読むことから始めようと思って、注文し、今日、読み終わった。

 

確かに、その名の通り、この本は料理本なんだけど、料理を作るための料理本ではなく、いや、本を見ながら、そうめん食べたいなとか思ったので、料理本の側面ももちろんあるのかもしれないけれど、ちまたに売っている料理本と違うのは、料理を通して、鬱に効果があるという実体験でもあり、私は、どちらかというと、料理と料理の間に出てくるそんな料理を作った感想を興味深く読んだわけである。

 

本の最後の方には、料理と鬱に対する坂口恭平の考えが書かれていた。

 

そこに、

思考だけ動いて、いいことが起きるはずはない。人間はもともと狩猟採集の民だったわけで、頭というよりも足で考えるようにできている。そんな生き物が頭だけであれこれ考えても、悪いほうへ進むとしか考えられない。坂口恭平「cook」p114

ということが書かれていて、最近、職場の部下から、ネガティブが止まらない時にどうしたら良いかというような質問を受け、いろいろ方策を考えていたんだけど、その一つが、「動きながら考えろ」ということだった。

 

坂口恭平は、料理をすることは生きることと言っていて、確かに、やっぱり料理を作ってみようと思いながら、読みながら、だけど、作り方がわからないな、とか考えながら、そうだ、今はインターネットがあるじゃないか、と思って、とりあえず、「cook」に載っていたそうめんが食べたいから、近々、作ってみようかな、と思っている。

 

あと、この本を読みながら、魚を3枚に捌いてみたいな、と生まれて初めて思った。

 

cook

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