北の凡

いろいろあるけれど、それでいい

小説を書きながら、それを書いている時間を通じて自分が考えたいことは何なのか?

大学生から北海道から三重県まで青春18切符で帰省した話を聞いた。移動4日。実家の滞在が1日半。自宅の鍵を実家に忘れて北海道のアパートに入れないと言っていた。いつしかの自分の話を聞いているようでおもしろかった。

 

旅の話を訊くと、自分も行きたくなる。海外がいいな。これといってどこに行きたいとかはないけど、海外がいい。1週間ほど休みが欲しい。

 

保坂和志『書きあぐねている人のための小説入門』を読んでいる。

 

誤解したり、歪めたりしてもいいから、その人なりの感覚で何かを感じとること。これが、小説を書くときにもっとも大切なことだからだ。保坂和志『書きあぐねている人のための小説入門』p14

 

「小説を書く」とは、まずは他人が発した言葉を自分の言葉に置き換えることから始まるのだ。保坂和志『書きあぐねている人のための小説入門』p14

 

日常の言葉で説明できてしまえるような芸術(小説)は、もはや芸術(小説)ではない。日常の言葉で説明できないからこそ、芸術(小説)は、その形をとっているのだ。保坂和志『書きあぐねている人のための小説入門』p16

 

道理で、絵を見てよかったのを伝えようとしてもうまく説明できないわけだ。なんか良いとか、かっこいいという感覚的な言葉になってしまう。

 

私が書かなくても、すでに小説はあるわけで、その上で、いったい私は何を書けばいいのかという疑問もわいてくる(こういう疑問というか、”ためらい”はとても大事で、そこをその人なりにクリアしないと、小説を書き続けることはできないと思う) 保坂和志『書きあぐねている人のための小説入門』p20

 

あまり次々と書こうとしないで、 本当に自分が書きたいことは何なのかをよく考えることから始めてください。その小説を書きながら、それを書いている時間を通じて自分が考えたいことは何なのかということを考えてください。保坂和志『書きあぐねている人のための小説入門』p30

 

いい言葉だなあ。何度も何度も噛むように読んだ。

 

書きあぐねている人のための小説入門 (中公文庫)

書きあぐねている人のための小説入門 (中公文庫)

 

 

また、続きを読んで寝よう。明日、働けば、月曜日は休み。書きかけの小説も残すところ、あと1話。月曜日に仕上げる。