北の凡

いろいろあるけれど、それでいい

おれはおれのほしいもんがほしい

仕事に行くのが、ちょっとばかりめんどくさいなあとか考えていたら、猫が私の隣でごろんとし、撫でられるのをねだった。いつも、私の心を穏やかにしてくれるな、と思いながら撫でた。

 

車庫の前で、煙草を吸おうと思ったら、町内会長さんが、自宅の前を通ったので、「おはようございます」と挨拶をした。にこにこしながら、私のところに来て、世間話が始まり、町内会長さんの白髪の髭と、鼻毛についている埃を見ながら、町内会長さんの話に相槌を打った。

 

昔は添乗員をしていて、よく外国に行った、と添乗員時代の失敗談を訊きながら、それはやばいですね、とか何とか言いながら、私が出勤する時間もやばいな、と思った。町内会長さんは、今は、もう町内会長をやめているということを、今になって知り、僕の中では、町内会長は、町内会長ですよ、とかわけのわからないことを言い、今日は、これから仕事なんです、と言って、私は車に乗り込んだ。

 

柴崎友香『次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?』を読み終わった。

おれは人がほしいもんはもうええ。おれはおれのほしいもんがほしい。だからおれのほしいもんをくれ。柴崎友香『次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?』p66

次の町まで、きみはどんな歌をうたうの? (河出文庫)

次の町まで、きみはどんな歌をうたうの? (河出文庫)

 

 

大学時代の友達に、ソフトバンクの携帯電話がつながらないので何とかしてくれ、とLINEをした。それからいくつかのくだらないやりとりがあり、「言ってなかったけど、あの原付でうんこをもらしたことがある。ごめんな。」と、友達からLINEが来た。大学時代、友達から借りていた原付に、実はうんこをもらした事実を、もう20年経ってから知って、「うけた」 と返事をした。「本人は必死だけどな」と返ってきたから、「ヒロは40になってももらしちゃうからね」と冗談のつもりで入れたLINEに、「おならのつもりなんだけどね」と返ってきて吹き出した。うんちの話は、いつの時代でも笑いを起こす。