北の凡

いろいろあるけれど、それでいい

佐藤泰志

玄関にはナンバンを、居間にはツルウメモドキを飾る。バランスが悪く剪定鋏が欲しくなる。やっぱり植物がある生活は良い。

 

今日は、朝と夜に雨が降った。雨に少し濡れて、寒くてガクガク震えて家に帰って来た。今年、初めてストーブを焚く。猫はストーブの前に置いてある猫用のクッションにしあわせそうに丸くなっている。

 

夕食後、佐藤泰志「移動動物園」を読もうと思って探すが見当たらない。移動動物園の背表紙を読んだはずなんだけど、自宅で読んだのか、ブックオフで読んだのかが自信がない。背中の張りがひどいので、早々に諦め、桜木紫乃ホテルローヤル」とパソコンを持って寝室に向かい、今、こうして横になりながら、この記事を書いている。

 

佐藤泰志。1949年北海道函館市生。享年41歳。3冊、立て続けに読んだけど、黄金の服(3篇の短編小説からなっているんだけど、表題作が一番好き)、海炭市叙景が特によかった。

 

黄金の服

黄金の服

 

 

海炭市叙景 (小学館文庫)

海炭市叙景 (小学館文庫)

 

 

海炭市叙景は、海と山がある海炭市という町に住む18人の物語。私は、こういう主人公がめまぐるしく変わる物語が好きかもしれない。最近でいえば「なごり歌」も、登場人物が何人か変わる物語だった。おもしろかったんだけど、上手く紹介できる自信がなかったので、このブログに紹介するのは初めてだけど。

 

なごり歌(新潮文庫)

なごり歌(新潮文庫)

 

 

海炭市叙景の魅力を語るのもなかなか難しい。何も起こりそうにもない淡々とした感じが良かった。

 

構想では36人が登場する物語になる予定だったらしい。海炭市叙景は18人登場するので、ちょうど半分ということになる。著者は亡くなってしまったので、残りの半分を読むことができないのが残念だ。

 

海炭市叙景の続きを読むことはできないけれど、まだ読んでいない作品があるので、他の作品を読むのも楽しみだ。

 

それでは、明日も早いので、桜木紫乃ホテルローヤル」を読みながら、眠くなったら寝ます。おやすみなさい。