どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

【高校野球】今年の滋賀県は激戦区だった

私が高校球児だった頃、打ったボールが、いつもよりも軽くて、いつもよりも遠くに飛んだことがある。それはまるで、卵を打ったような感覚だった。ホームランバッターは、いつもこんな感覚で打っているのだろうか、と思った。何百、何千と野球ボールを打ってきて、3年間で1度だけしかその感触を味わったことがない。

 

第100回全国野球選手権大会第3日。

 

あの球を、ホームランできるんだと思ったホームランが2本あった。

 

1本目は、近江の山田くんが打った5回のソロホームラン。2本目は、常葉大菊川の奈良間くんが打った4回のツーランホームラン。

 

近江は、センバツ準Vの智弁和歌山に勝利した。これだから野球はわからない。筋書きのないドラマとは、誰が言ったのだろうか。

 

よくよく考えれば、今年の滋賀県は激戦区。センバツに出場した滋賀県の高校は3校あった。近江、彦根東膳所。近江は、センバツで星稜に3-4で敗戦している。春季大会の優勝校は、比叡山で、その比叡山は、夏の予選で、滋賀学園に敗戦した。つまりは、今年の滋賀県は群雄割拠。その滋賀県を制した近江が弱いはずがない。