北の凡

いろいろあるけれど、それでいい

これからの時代に必要な能力とは?

堀江貴文『多動力』を読んだ。

 

ありとあらゆる「モノ」がインターネットにつながっていくこれからの時代は、各業界を超えていく「越境者」が必要となる。その「越境者」に必要な能力が、次から次に自分が好きなことをハシゴしまくる「多動力」だという。

 

多動力 (NewsPicks Book)

多動力 (NewsPicks Book)

 

以下、本書の中で個人的にお気に入りの文言を紹介しながら、私の考えを少しだけ述べていく。

 

三つの肩書きを持てばあなたの価値は1万倍になる

この著書で、堀江さんは、「肩書きを掛け算することであなたはレアな存在になり、結果的に価値が上がる」と言っている。

 

何かと何かを掛け合わせるのが大事だというのは、ここのところよく聞く。以前読んだ山口さんの本にも書いてあった。

創造は、新しい何かを生み出すことではなく、新しい何かを組み合わせることでしかない。(『外資系コンサルの知的生産術〜プロだけが知る「99の心得」』山口周)

その掛け合わせ方が難しいんだよなあ、と思っていたら、掛け合わせ方のヒントも書いてあった。

 

仕事を掛け算するとき、似通ったワラジ同士より遠く離れたワラジを掛け合わせた方が、その希少性は高まる。(「多動力」堀江貴文

 

僕の場合、仕事と遊びの境界線などなく、ワクワクすることに次から次へと飛びついていった結果、無数のワラジを同時に履く生き方になっていた。(「多動力」堀江貴文

 

ワクワクすること。案外、後回しにすることかもしれない。仕事は、辛い、大変なのが当たり前という、誰かが言った言葉に雁字搦めになっているだけかもしれない。私は、ワクワクすることをすぐに仕事と結びつけなくても良いと思っている。趣味でも良い。ワクワクをすることが大事だと思っている。のちに、それが仕事につながればなおのこと良いと思っている。

 

以前、ネットサーフィンしている時に、堀江さんが小学生だったか、中学生に、「なぜ勉強をしないといけないのですか?」というような質問を受けていて、こんなふうに答えていた。「勉強なんてしなくて良いよ。自分の好きなことを見つけ、それだけをすれば良い」こんな感じのことを言っていた。堀江さんがそうしてきたってのもあるんだろうけど、子どもを前に、言い切れるのがすごいなと思って。私も好きなことを見つけることが大事だというのは同意見だけど、勉強もしておいた方がいいよ、なんとなくと答えるだろう。

 

世界最速仕事術

仕事をして行く上での私の関心ごとの上位3位に入るのが、いかに多くの業務量をいかに速く終わらせるか。この著書でも、いかに最速で仕事をするかということが書かれている。

 

目指すべきは、完璧ではなく、完了だ。(「多動力」堀江貴文

最近、意識していること。全てに100点を目指すのではなく、70点でも良いから、全てを締め切りに終わらせていくことが大事。

 

大量の仕事をこなすために、必要なのは「速度」ではなく「リズム」。(「多動力」堀江貴文

朝、誰もいない時間帯に仕事をするとすすむのは、リズムがいいからなんだろうね。

 

災害や事故の現場では、緊急派遣された医師が「トリアージ」と呼ばれる仕分け作業を即断即決で進めていく。(「多動力」堀江貴文

つまりは仕事の優先順位。仕事をしてすぐの頃、よく言われたけど、やっぱり大事だよね。 

 

自分の分身に働かせる裏技

この人、私より忙しいだろうに、なぜこうも余裕なんだろうと思うことがある。この著書では、そういう人は、原液を作る人だからだよという。原液とは、その人にしか思いつかないアイデアを出すことや、その人にしかできない発言をすること。分身であるほかの人は、この原液をうすめる仕事をしているんだって。会社の社長とかはそうだろうね、原液を作ってる。で、雇われている側は原液を作れるの?と疑問がわくが、雇われている時点で、分身はつくれないのだろうか。

 

で、「原液」を作るのに必要なものは、「教養」だという。教養とは、表面的な知識やノウハウとは違い、時代が変化しても変わらない本質的なことを言う。歴史を深掘りし、海外事例まで調べることで、知識の幹となる本質にたどり着くことができる。これが「教養」だ。教養なき者は、「今」という時代の変化に振り回され、目の前の仕事をこなす歯車で終わってしまう。反対に「教養」があれば、ジャンルを横断する「原液」となるものを生み出すことができる。教養をつけるのは、雇われていてもできる。