詩人が、中学生に向けて、詩の授業をすることになったら、どんな授業をするだろう?
久しぶりに、詩の本を読んで、そんなことをつらつら考えた。
私が中学生の時は、詩を暗記したり、班に分かれて、朗読するところを決めて、みんなの前で発表した。振り返っても、おもしろくない。
では、どんな授業だったら、おもしろいと思うだろうか?
自分で詩を作る?自分の好きな詩を探す?ポエトリーリーディングを観る?
何か、どれもピンとこなくて、詩人だったら、どんな授業をするんだろうか、と思った。
私が詩に興味を持ち始めたのは、たぶん、三代目魚武濱田成夫を知ったからだと思う。
わかりやすくて、ずば〜ん、と心に響いた。20代の頃。
今もわかりやすくて、ストレートな詩が好きなんだけど、年を重ねると、今までおいしいとおもわなかった山菜がおいしいと感じるように、匂いや、風を感じる詩も良いなあと思ったり、言い回しがいいなあと、詩の味わい方も増えたような気がする。
この大人になるまでに読みたい15歳の詩には、いろんな詩人が出てくる。この本で、新たに、良いなと思った詩人も何人かいた。
たまあに、詩を読むのも良い。