どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

猫好きにこの本を捧げる。

30年後、どんな世界になっているだろうか?

 

介護用ロボットができていれば良いんじゃないかと思った。一人になっても、住み慣れた自宅で、誰にも迷惑をかけず、生活できる。30年後は難しそうだから、実用化に向けた動きが出る頃だろうか。

 

この本は、冷凍睡眠し、30年後の世界に行くという物語。

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

 

1970年と2000年(30年後)が舞台。この本の初版は1957年なので、作者は、43年後の2000年を想像しながら書いたのだろう。そんなことを想像しながら、私が経験した実際の2000年とを突き合わせるのもおもしろい。

 

2回読めば、もっと理解できるかもしれない。タイムスリップの話は、深く考えるとわけがわからなくなる。

 

この本の好きな言葉をメモ。

 

なんど痛い目を見ようとも、結局は人間を信用しなければなにもできないではないか。・・・ただ生きていることそれ自体、生命の危険につねにさらされていることではないか。そして最後には、例外ない死が待っているのだ。(「夏の扉ロバート・A・ハインライン

 

人間はどうしても少しは罪のない嘘をつかなきゃ、おたがいに仲良く暮らしてはいけないって前からいってたもの。嘘っていうのは、悪用しちゃいけないけど、つかわなきゃならないときもあるんですって。(「夏の扉ロバート・A・ハインライン

 

そういえば、この本を手にとった理由は、最初のページに書かれていた「世のすべての猫好きに、この本を捧げる」という言葉に出会ったから。

 

そうです。私は猫好きです。